レバノン:レバノン人歌手が抑揚のある歌声で、レバノン南部とガザ地区の人々を称賛

2024年04月29日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ムイーン・シャリーフ、イスラエルの占領者に対して「南部の不屈な家」を歌う

【ベイルート: 本紙】

レバノン人歌手ムイーン・シャリーフは、抑揚のある歌声でレバノン南部とガザ地区の人々の不屈の精神に敬意を示すチャンスを逃さない。
このレバノン人歌手は、(レバノン中央部ケセルワン・ジュベイル県の町)アドマのリージェンシー・パレス・ホテルで開催された芸術祭「Smile to Smile for a Better Lebanon 」で表彰され、「Smile to Smile」財団のアントニー・ファクーリー代表、ジャーナリストのヤズベク・ワフバ氏、「ダール・ヒワール(対話の家)」の創設者バッシャール・ハイルッラー氏から表彰盾を授与された。

ジャーナリストのワフバ氏は簡単なスピーチで、シャリーフの濁りのない声を称賛し、彼を偉大な歌手故ワディーア・サーフィーの後継者と評した。そして「彼の透明感のある歌声は、堅くて強い剣の一撃にも勝る…サーフィー氏は生前、自分の後継者はムイーン・シャリーフだと語っていた」と述べた。

スピーチの後、シャリーフは南部の人々のために、巨匠故ワディーア・サーフィーの歌「God is with you, steadfast house in the south(神があなたとともにありますように、南部の不屈な家よ)」を歌った。そして、歌手仲間のジョー・アシュカーに一緒に歌うよう求めた。次いで、占領国イスラエルに向けて名曲を歌い始めた。この曲には「占領者よ、われわれが何者で、あなたたちが何者であるかを知るべきだ。われわれは屈服から遠く離れている、あなたたちは屈服の印だ」という歌詞が含まれている。また、彼のヒット曲「How does it look like you October?(あなたには10月がどう見えるか?)」も披露した。

祭典には政治家、芸術家、メディア関係者なども出席し、コメディアンのピエール・シャマースィヤーンの表彰やコメディアンのシャーディー・マールーンが監督した喜劇の上演も行われた。


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:若杉宗一郎
記事ID:57789