レバノン:ナスルッラー氏が在シリア・イラン領事館への攻撃についてコメント(3)

2024年04月08日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ナスルッラー氏「イラン領事館への攻撃の目的は軍事顧問らのシリア国外への追放である」

【ベイルート: 本紙】

ナスルッラー氏は、ヒズブッラーが「ヘルメス900」型ドローンを撃墜したことについて、「我々はイスラエルの技術の誇りでもあるヘルメス900型ドローンを撃墜し、イスラエルの軍事的価値、商業的価値は打撃を受けた。この撃墜に用いたミサイルについては公表することはしたくない」と述べた。さらに同氏は、「イスラエルはこの撃墜を、レッドラインを超えたものと捉えているだろう」と示唆したうえで、「この軍事作戦において重要なことは、我々がヘルメス機を前戦で撃墜したことであり、これが抵抗勢力のもつ防空能力を示していることである」と強調した。

レバノン軍団とカターイブ(ファランヘ党)は諍いの根源

ナスルッラー氏は、ビブロスでレバノン軍団の調整員が拘束された事件についても触れ、「不吉な内戦記念日に国内で見過ごせない事件が起きた。我々は戦争や平和の決定のもとで我々を追求し続ける人に対して、『その時戦争を始めたの誰なのか?あなたたちは国の決定に従ったのか、あるいはあなたたちが自身で決定したのか?』と問う」と述べ、次のように続けた。「誰かが拘束されると、レバノン軍団やカターイブ、そして悪意に満ちたテレビが現れ、ヒズブッラーが拘束したと決めつけた。内戦を思い起こさせるような言葉も聞いた。

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翻訳者:酒井梢太
記事ID:57802