イスタンブル・スィワス間の高速鉄道、運転はじまる

2024年05月04日付 Milliyet 紙

トルコの重要な交通プロジェクトの一つである高速鉄道(YHT)は、スィワスとイスタンブル間を途切れることなく旅行できるようにした。スィワス・イスタンブル間の移動時間は約7時間に短縮された。

アンカラからスィワスまでの移動を2時間に短縮したアンカラ・スィワス高速鉄道は、2023年4月26日にフアット・オクタイ元副大統領が参加した式典を持って運行が開始され、1年で100万人の旅行者を乗せた。イスタンブル・スィワス間をバスで移動した場合約14時間かかるが、高速鉄道の開通で乗り換えなしで7時間8分で移動できるようになった。朝8時40分に出発した初運行は[イスタンブルの]ソウトリュチェシュメ駅を出発し、7時間後スィワスに到着した。高速鉄道は乗客から好評で、到着した乗客のためにイベントが開催された。イベントにはスィワス県のユルマズ・シムシェキ知事、アデム・ウズン・スィワス市長、スィワス商工会議所のゼキ・オズデミル会頭、スィワス科学技術大学のメフメト・クル学長、県の一部要職関係者や住民が参加した。イスタンブルからスィワスに到着した人々に対して伝統的な太鼓やズルナ演奏で歓迎され、カーネーションが手渡された。

◾️「快適で安全」

公正発展党会派代表兼スィワス国会議員のアブドゥッラ・ギュレル氏は、高速鉄道の技術が居心地よく快適であると話し「とても居心地がよく、快適、安全な旅を合計7時間18分で終了した。同郷の人々は熱意を持って迎え入れてくれた。私は全てのこの地の人々にこの安全で高い技術の賜物であるイスタンブル・スィワス、スィワス・イスタンブルの旅行を選ぶよう心から強く勧める」と話した。

オスマン・ボイラズ運輸・インフラ副大臣は、「我々の街スィワスに、住民に、おめでとう。こうして文明の地であるスィワスに、スィワスの人々にだけでなく、イスタンブルや他の地域の人々も続々と訪れることに自信を持っている」と話した。

◾️「高速鉄道は我々の街に新たな地平線を開く」

スィワス県のユルマズ・シムシェキ知事は、高速鉄道が地域に新たな地平線を開くとし、「今日スィワスは新たな歴史的な日を迎えた。この運行によってイスタンブルの旅が始まり、イスタンブル・スィワス間の移動は7時間に短縮された。高速鉄道は我々の街に新たな地平線を開く。我々の街に、観光を始め産業や経済、様々な面で貢献するだろう」と述べた。

◾️「高速鉄道が親戚関係も強めると信じている」

アデム・ウズン・スィワス市長は、高速鉄道が親戚関係も強めると信じているとし、「約1年前にアンカラ・スィワス間の高速鉄道の運行が始まった。100万を超える乗客を乗せたのだ。ここから先、この数はさらに上がると信じている。このことは、スィワスの文化・観光に貢献すると同時に、スィワス・イスタンブル間の親戚関係も強めるものと信じている」と述べた。

鉄道に乗った人々は、この旅に満足したと述べた。


この記事の原文はこちら

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:内山千尋
記事ID:57843