エジプト:紅海での緊張により、スエズ運河の通行料収入が50%減少

2024年04月28日付 al-Quds al-Arabi 紙

■紅海での緊張により、スエズ運河の通行料収入が50%減少

【リヤド:アナトリア通信】

エジプトのハーラ・サイード計画相は日曜日、紅海における最近の緊張によりスエズ運河の通行料収入が50%減少したと述べた。

サイード氏の発言は、4月28日から29日にかけてサウジアラビアの首都リヤドで開催される世界経済フォーラムの折に開催された特別会合の演説のなかでなされたものである。

エジプトの大臣は、「スエズ運河の通行料収入は50%の減少を目撃した。この減少は、紅海での諸事件によって船舶の動きに混乱が生じたことに起因している」と述べた。

サウジアラビアの首都リヤドで日曜日、世界経済フォーラムの特別会合の一環として、「どのような成長が必要か」というタイトルでオープンフォーラムが開催された。

スエズ運河は、世界でもっとも重要な運河と海峡のひとつであるとみなされている。それだけでなく同運河はヨーロッパとアジアを結ぶ最短の航路であるだけでなく、エジプトにとって主要なハードカレンシー源のひとつとみなされている。

フースィー(フーシ)派は、2023年10月7日以来、米国による支援のもとでイスラエルが続けている破壊的な戦争にさらされている「ガザ地区との連帯するため」、紅海上でイスラエル企業が所有または管理する、あるいは同国向け、同国由来の物資を運搬している船舶に対して、ミサイルやドローンによる攻撃を行っている。

米国政府、英国政府、その他の国々の介入により、バーブ・マンダブ海峡でのフースィー派の攻撃を阻止するための有志連合が結成された。一方フースィー派は今や米国や英国の全ての船舶を軍事目標とみなしていると発表した。


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翻訳者:大石明穂
記事ID:57866