レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領はドイツのオラフ・ショルツ首相を歓迎した。
イスタンブルでレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領と会談するドイツのショルツ首相は、先日のEUサミット後の記者会見で会談では「多くの議題を話す予定」があると述べた。
■2つの重要な議題
ショルツ首相は「移民は重大な問題だ」とし、「EUとトルコがこの問題について協力することは正当で論理的だ。我々は常にこれを支持してきたし、EUに関連協定を拡大するよう呼びかけてきた。」と述べた。ショルツ首相はこの問題に関連してトルコへのユーロファイタータイフーン戦闘機の供給プロセスの可能性についても言及し、プロジェクトの主導国が英国であることから英国政府とトルコ政府の間で交渉される事項だと強調しつつ、「我々がこれを止めるかどうかは明々白々だ。しかしまだ時期尚早であって、まず議論するべきだと述べてきた。」と語った。以前、ドイツはトルコへの戦闘機供給に反対していると主張されていた。
■ウクライナも話題に
一方でウクライナでの戦争終結へのロードマップを決定する目的で、欧州の首脳たちがここしばらくの間、ウクライナ連絡グループ設立に取り組んでいると報じられている。ドイツ政府はトルコ政府もこのプロセスに貢献できると考えており、会談でこの話題を議題に挙げると伝えられた。ロシアメディアでは最近、ショルツ首相がトルコ訪問においてエルドアン大統領の仲介によってロシアのウラジミール・プーチン大統領に対話のメッセージを送るかもしれないと報じられていた。
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翻訳者:伊藤梓子
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