シリア:ダマスカスで物乞い行為の取り締まりキャンペーンが開始

2025年04月07日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ダマスカスで数日内に大規模な取り締まり…増加する物乞い行為に当局が対応へ

【ダマスカス:本紙】

シリア全土では、昨年と比較して物乞い行為の件数が25%増加しており、これは首都ダマスカスを含む主要都市で顕著に見られるようになっている。これを受けて、シリア社会労働問題局のマフムード・ハティーブ局長は、警察と連携した取り締まりキャンペーンを今後数日以内に開始すると発表した。

ハティーブ氏は本紙の取材に対し、「首都の通りでは、信号待ちの場所や主要交差点に物乞いが目立つようになった。しかも多くは本当に困窮しているのではなく、物乞いを『職業』として行っている者たちである」と述べた。

同氏によると、ラマダーン月とイード・フィトルが終了したのち、ダマスカス西部にある物乞いやホームレスのための施設「ダール・キスワ」の修復とともに、これまで施行されていた法律に従って物乞い行為を抑制するための大規模なキャンペーンを実施する予定であると明らかにした。

同局長は「従来施行されてきた物乞い防止法は段階的な罰則を設けた良質な制度であり、機能させることができる。しかしそれは施設の修復が完了してからであり、そうすることでポジティブな結果が得られることになる」と語った。sらに、「物乞い行為を行う者よりも、彼らを操る者の方がはるかに危険であり、彼らこそを問責する必要がある」との見解を示した。

(後略)


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翻訳者:教養外国語アラビア語班
記事ID:59125