ガザ:北部への経路解放を待ち野宿を行う何万人ものパレスチナ人(2)

2025年01月26日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ガザ北部への経路解放を待ち野宿する何万人ものパレスチナ人

【ラーマッラー:本紙】

同運動のムハンマド・ヒンディー副書記長は放送局「ジャズィーラ」に対し、「我々は、30人のパレスチナ人捕虜の解放を条件として、来週土曜日までにイエフド氏の解放を行うことを受け入れる」と述べた。

イスラエル占領軍はガザ地区南部にいた同地区北部出身の住民らの帰還を禁止し、沿岸部のラシード道路と、サラーフッディーン道路を引き続き閉鎖した。さらにこれ以前には、初日のうちに帰還するつもりであった数万人の避難民たちに、厳しい寒さのなか路上で野宿することを強制した。

ヌサイラート難民キャンプの西側入り口で少ない荷物をまとめていた家族の長であるアブー・ムハンマド・ミスリー氏は本紙に対し、「荷物をまとめ、交通手段を利用してネツァリム回廊に最寄りの地域まで移動し、その後徒歩でガザ市へと帰った」と語った。

戦線では、イスラエル軍は停戦協定に違反し、ヌサイラートで5人のパレスチナ人を銃撃し負傷させたうえ、同軍車両はラファフ中心部のシャーブーラ難民キャンプで破壊作戦を行った。

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翻訳者:池内一生
記事ID:59589