イエメン:アンサール・アッラー「政治的解決には外国勢力の排除が必要」

2025年01月31日付 al-Quds al-Arabi 紙

■アンサール・アッラー「政治的解決には敵対的な外国勢力の排除が必要」

【サナア:本紙】

「アンサール・アッラー」は、国際的に承認されたイエメン政府のシャーイウ・ズィンダーニー外務大臣による、「イエメンにおける唯一の解決策は軍事的ではなく政治的なもの」だとする最近の発言に対しコメントした。

アンサール・アッラーはこれに対し、サウジアラビア・UAE連合に言及しつつ、「こうした解決には、敵対的な外国勢力との関係を断ち切ることが不可欠である」と述べた。

同派の政治局メンバーであるフセイン・アル・アズィーは、木曜日に投稿した文章の中で次のように述べた。

「我々は遅れた目覚めを評価する。我々は政治的解決がイエメンの問題であり、それには外国勢力の排除が必要だということを明言する。つまり、敵対的な外国勢力との関係を断ち切ることが不可欠である」。

国連によると、イエメンでは約10年間にわたり権力と富をめぐる戦争が続いており、そのなかで30万人以上のイエメン人が直接・間接的に命を落とし、同国の経済は約1,600億ドルの損失を被った。

また現地報道によると、同国の国内総生産(GDP)は46%減少した。

さらに、イエメンでは「人為的に引き起こされた現代史上最悪の人道危機」が発生しているとみなされている。


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翻訳者:西山想詩朗
記事ID:59621