パレスチナ:イスラエル軍により子ども一人を含む2人が負傷

2025年03月29日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イスラエル軍の発砲により、ナブルス東部でパレスチナ人2人(うち1人は子ども)が負傷


【ナブルス:アナドル通信】


土曜日、ヨルダン川西岸北部のナブルスにあるベイト・フリク村でイスラエル軍による発砲により、パレスチナ人2人(そのうち1人は子ども)が負傷した。
パレスチナ赤新月社は声明で、「ナブルス東部のベイト・フリク村で占領軍が襲撃した際に、15歳の少年が太ももに実弾で負傷し、病院へ搬送された」と発表した。

また、別の声明で「31歳の若い男性がベイト・フリク村で足に実弾を受けた」とも報告された。

目撃者によると、イスラエル軍は町に襲撃し、実弾や催涙ガス弾を発砲。これにより、多数のパレスチナ人との衝突が引き起こされたという。
公式なパレスチナのデータによると、イスラエル軍と入植者は、ガザ地区での戦争を開始して以来、東エルサレムを含むヨルダン川西岸地区での攻撃を激化させており、これまでに939人以上のパレスチナ人が殺害され、約7,000人が負傷し、15,700人が逮捕された。

イスラエルはアメリカの支援を受けながら、2023年10月7日以降、ガザ地区で大量虐殺を行い、これまでに16万4,000人以上のパレスチナ人が死亡または負傷し、その多くは子どもと女性で、1万4,000人以上が行方不明となっている。


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翻訳者:平松みの里
記事ID:59891