アフガニスタン:ターリバーンが「西洋的な法律は不要」と表明

2025年03月31日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ターリバーンの指導者が「アフガニスタンに西洋的な法律は不要である」と述べる

【カーブル:本紙】

ターリバーンの最高指導者ハイバトゥラー・アクンザダ氏は日曜日、アフガニスタンに西洋的な法律は不要であると述べた。また同氏は、イスラームのシャリーアが施行されているかぎり民主主義は終わりを迎えていると述べた。

同氏は、イード・フィトルに際して同国南部の都市カンダハールのイード・モスクで行った演説のなかでこの声明を発表した。声明は、ターリバーン政府のザビフッラー・ムジャーヒド主席報道官がソーシャルメディアのXに投稿した50分間にわたるボイスメッセージによって拡散された。

アクンザダ氏は、イスラーム諸法の重要性を指摘しつつ、「西洋由来の法律は不要であり、我々は独自の法律を制定していく」とパシュトー語で述べた。

ターリバーンのシャリーア解釈は女子に対する多種多様の禁止令をもたらし、これは教育や多くの職業、ほとんどの公的な場所から女性を排除することにつながった。同政権は、中国やアラブ首長国連邦などと外交関係を樹立したにもかかわらず、こうした措置のために国際的な舞台で孤立してきた。

当初、政権高官らの一部は比較的穏当な統治を行うと約束していたものの、2021年にターリバーンが国内を掌握して以降、同政権の指導者は政治的な方針に関して強硬な立場をとってきた。

(後略)


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翻訳者:西岡駿
記事ID:59896