ガザ:イスラエル軍が人道的任務にあたっていたパレスチナ人らを処刑

2025年04月05日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ガザ政府:「イスラエル占領軍がラファフで医療従事者らと民間防衛隊の隊員らを残虐に処刑」

【ガザ:アナトリア通信】

ガザ政府メディア事務所は土曜日、イスラエル軍が3月23日、ガザ地区南部のラファフ市、タッル・スルターン地区で医療従事者らや民間防衛隊の隊員らに対して「残忍かつ前例のない」処刑を行ったと述べた。

同事務所の見解は、イスラエル軍がタッル・スルターン地区で、被害者らが人道的な任務を遂行している間に彼らを処刑し、その後「集合墓地で同僚14名とともに遺体で発見されたパレスチナ人救急隊員の携帯電話のなかから発見された」(イスラエル軍はこれを否定)として拡散されているビデオについてコメントした際に出された。

また同事務所は「占領政体による黒い記録に追加された新たな犯罪において、ナチス占領軍が医療・人道に関わる要員たちや民間防衛隊の隊員たちに対して犯した、残忍かつ意図的な処刑の瞬間がビデオに記録された。彼らは人道的任務における人道的、崇高な義務を果たしている最中、そして、命を救っている最中に、冷酷にも標的にされた」と述べた。

さらに同事務所は、ビデオは「集合墓地で14名の同僚とともに遺体となって発見されたパレスチナ人救急隊員の携帯電話から発見された」と付け加え、「標的となった救急車と民間防衛隊の車両は、その性質を示す明確かつ明瞭な標識をかかげており、また標的にされたその時には非常灯が作動していた」ことを明らかにした。

同事務所は、ビデオが表した事実について、「被害者らの車両が明確な合図もなしに疑わしい方法で近づいてきたと主張する、イスラエル占領による虚偽的かつねつ造された言説を完全に木っ端微塵にするものであり、このビデオは占領軍の嘘を露呈させている」と強調した。


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翻訳者:羽鳥礼菜
記事ID:59922