ガザ:高校卒業試験が無期限延長

2025年04月08日付 al-Quds al-Arabi 紙

◾️ガザ地区の高校卒業試験、戦争により無期限延期
【ガザ:本紙】

教育・高等教育省は、一般試験委員会が2004年度の高校卒業試験(2006年度タウジーヒー)の特別試験の実施を延期することを決定したと発表した。この試験は当初、今月4月13日に実施される予定だった。

同省はフェイスブックページに掲載した声明の中で、「この決定は現地の状況に関連している」と述べた。

また、試験の実施に向け、試験の一般管理部門のスタッフを通じて、特別なセンターで電子的に試験を実施する準備を整え、パートナーやパレスチナ電気通信会社(Paltel Group)との協力のもと、家具の提供や通信ネットワークの改善を行ったと述べた。

さらに、次のように付け加えた:「しかし、過酷な状況と占領軍によるガザ地区への攻撃、さらには学校への爆撃や破壊が続く中で、試験の実施は学生たちにとって危険なものとなり、それが試験の無期限延期を決定する理由となった。」

そして、ガザ地区の学生、教師、教育関係者、そして住民の安全を願った。

特筆すべきは、昨年、ガザ地区の学生たちが、西岸地区の学生たちと同様に、高校卒業試験(タウジーヒー)を受けることができなかったことだ。

これは、大学での学びを夢見ていた学生たちに大きなショックを与えた。

来たる6月に試験が実施される際に、ガザ地区の高校生たちがどのように扱われるかは明らかになっていない。

占領軍は、先月3月18日からガザ地区への戦争を再開し、その日以来、子どもや学生、大学生を含む1200人以上が殉教し、さらに数百人が様々な怪我を負っている。

(後略)


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翻訳者:新階 望乃
記事ID:59933