■トルコはシリアを巡る緊張緩和のためにイスラエルと戦術的協議を開催
イスラエル高官は、イスラエルはシリアでのトルコとの衝突を望んでいないと表明

【本紙】

トルコのハーカーン・フィーダーン外務大臣は水曜日、シリアでの緊張を緩和するために、必要に応じて、トルコはイスラエルと戦術的協議を開くと発表した。

そして、「我々はシリアの不安定な情勢を傍観するつもりはない」と断言した。

この発言より前に、イスラエルの政府高官は、「イスラエルはシリアでのトルコとの衝突を望んでいない」と述べた。これは、イスラエルによるシリア軍事施設への度重なる空爆で、イスラエルとトルコ両国間の緊張がにわかに高まった数日後のことである。


ダマスカスのウマイヤド・モスク（AFP）

この高官は匿名を条件に、記者団に対して「我々はトルコと対立するような事態を望んでいない。トルコもそうであると期待している。しかし我々はトルコが国境近くに駐屯することを看過できない。この状況を阻止するためにあらゆる手段を講じる」と述べた。

イスラエル放送協会はイスラエルの情報筋の話として、「シリアを巡るイスラエル・トルコ間の軍事的紛争解決を目的としたデコンフリクション（衝突緩和）・システムが具体化しつつある。このシステムは、バッシャール・アサド政権崩壊前にイスラエルとロシア間で取られていたものと類似している」と報じた。

イスラエルの民放テレビ局「チャンネル12」はベンヤミン・ネタニヤフ首相の発言を引用し、「我々はドナルド・トランプ米大統領とレジェップ・タイイップ・エルドアン・トルコ大統領の良好な関係を利用して、シリアでのトルコとの衝突を回避する」と伝えた。