トランプ、ネタニヤフを前にエルドアン絶賛

2025年04月09日付 Hurriyet 紙

アメリカのドナルド・トランプ大統領とイスラエルのベンジャミン・ネタニヤフ首相がホワイトハウスで会談を行った後、共同会見を行った。「トルコは、シリアをより平和的状態をもたらす影響を及ぼすのか?」という質問にトランプ大統領は「エルドアン氏を気に入っている。彼も私を好んでいる。『2000年間、誰も行っていないことをあなたは行った。シリアを得たのだ。』と述べた。エルドアン大統領は「いいや、違う。私ではない。」と言ったが、「そうだ、あなたがやったのだ。」と私が述べると、彼は「もしかしたら私かもしれない。」と述べた。

アメリカのドナルド・トランプ大統領とイスラエルのベンジャミン・ネタニヤフ首相はホワイトハウスで会談を行った後、記者たちの質問に回答した。

◾️「我々はトルコと争いをしたくない」

イスラエルのベンジャミン・ネタニヤフ首相は、シリアで生じている事態の展開に関して、「トルコと争うことは望んでいない」と明らかにし、「トルコとは良い隣人関係がある。トルコはアメリカと良い関係を持つ国である。シリアで争うことは避けたい。トルコとこうした衝突をどのように防止できるのかについて会談した。アメリカ大統領の他に共通の良き導き手はいないであろうと考えている。」と述べた。

◾️「エルドアンを気に入っている。2000年間にも渡り誰もやらなかったことを行った」

「トルコは、シリアをより平和的状態をもたらす影響を及ぼすのか?」という質問にトランプ大統領は「エルドアンを気に入っている。彼も私を好いている。私が彼を好いていると述べると記者たちは怒るのだ。共に多くのことをやり、何の問題も経験しなかった。ネタニヤフ首相に「もしトルコとの間に問題があれば、これを私は解決できる。エルドアン大統領とは良い関係を持っているからだ。エルドアン大統領に私は次のように述べた。「2000年間も誰も行っていないことをあなたは行った。シリアを得たのだ。」と述べた。エルドアン大統領は「いいや、違う。私ではない。」と言ったが、私は「そうだ、あなたがやったのだ。」と述べた。すると、エルドアン氏は「もしかしたら私かもしれない。」と述べた。エルドアン大統領はとても力のある人物で誰もなし得なかったことを行ったのだ。

◾️トランプ大統領は関税を停止することを考えていないと述べた

交渉等を可能にするため関税を停止することを検討するのかという質問について、トランプ大統領は「これは考えていない。」と回答した。トランプ大統領は「我々と合意をするために働きかけてきた多くの国々があり、これらは公平な合意となろう。いくつかの場合は多額の関税を払うことになろう。」と述べた。

トランプ大統領は、日本の石破茂総理大臣と今朝、とても良い話し合いを行ったと明らかにし、石破首相に自身の国を「開放する必要がある」と述べたと語った。トランプ大統領は日本にアメリカがほとんど自動車を販売していないが、日本はアメリカに自動車を販売していると述べつつ、アメリカの農産物も輸入していないことに不満を漏らした。

アメリカのトランプ大統領は、中国が相互関税の報復策として明らかにした34%の関税策を撤回しなければ、中国に対して50%の追加関税を課すと明らかにした。

関税は交渉戦略なのか、さもなければ恒久的なものなのかという質問にも回答したトランプ大統領は「恒久的な関税ともなり得ると同時に、交渉手段ともなり得る。なぜなら、関税以上に必要なものがあるからだ。」と述べた。

◾️「全ての国と公平で良い合意を行う」

トランプ大統領は「全ての国々と公平で良い合意を行う。もしできなければ、その国々とは何ら事業はないだろう。」と話した。

また、ヨーロッパ連合(EU)はアメリカと貿易に損害を与えるために設立されたという自説を繰り返し、「EUとは3500億ドルもの赤字を抱えており、これを早く解消しなければならない。この原因と早急に解決するには、一つはアメリカからエネルギーを輸入せざるを得ないのであり、こうする必要がある。我々から購入する必要があるのだ。1週間で3500億ドルもの赤字を無くすことができる。」と述べた。

トランプ大統領は、アメリカがイスラエルからの輸入品に課す17%の関税を引き下げる計画があるのかどうかという質問を受けて、「ここで全く新しい貿易について話している。おそらくNOだ。」と答え、今までイスラエルを大いに支援してきたと付け加えた。


この記事の原文はこちら

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:伊藤颯汰
記事ID:59942