ガザ:イスラエルがバプテスト病院を再び攻撃

2025年04月13日付 al-Quds al-Arabi 紙

■バプテストから聖ゲオルギオスまで…イスラエルがキリスト教徒に送るメッセージ

【本紙】

イスラエルは昨日、バプテスト病院を再び攻撃することで、2023年10月17日(ガザ地区で直近の紛争が勃発してから10日後)に同じ場所で引き起こした凄惨な虐殺を、世界に思い出させた。当時イスラエルの攻撃では、ガザ市にある主要な医療施設である同病院内に避難していた500人以上のパレスチナ人避難民が殉教した。

この病院は1882年に設立されたガザ地区でもっとも古い病院の一つであり、エルサレムの英国国教会の傘下に置かれていることで、宗教的性格も持っている。

当時のその爆撃が意図するメッセージとは、戦争を止めるために米国政府とアラブ諸国の指導者たちの間で始まった緊急協議を阻止することであった。またこれは、「いかなるレッドラインであろうと、イスラエルによるパレスチナ人に対する残忍な報復を止めることはできない」ということを伝える、世界、特に西側諸国に向けた最初のメッセージの一つであった。

(後略)


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翻訳者:齋藤茉音
記事ID:59963