ヨルダン:イスラーム主義者の逮捕を受け、国会でイスラーム主義系政党が糾弾される
2025年04月22日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ヨルダン当局はイスラーム主義者からの電話に応じず..イスラーム主義系国会議員らは「国家が武器を独占するべきだ」と主張..議会では、ムスリム同胞団系の政党解散を求める声が上がる
【アンマン:本紙】
議会におけるイスラーム主義勢力の重鎮の一人であるディーマ・タフブーブ議員は、月曜日(21日)の白熱した議論で自身をはじめとするイスラーム行動戦線党(IAF)の議員らに対する強い圧力を和らげようと、「武器は国家の手にのみ限定されるべきだ」とのフレーズを繰り返した。
タフブーブ氏がその発言を繰り返す前、前教員組合長であるナースィル・ナワースィラ氏は、「合法的な武器は国家の手にのみあるべきだ」と述べた動画が拡散された。
その間政府高官たちは、IAF会派で国家および政府との連絡を担当する主要連絡役のムハンマド・アクル議員がかけた電話に、誰一人として応じなかった。
一方で、アフマド・サファディー国会議長は、イスラーム主義勢力の重鎮であるサーリフ・アルウルムーティー議員に対して激しい言葉を投げかけるどころか、感情的な議会の議事録から同議員の発言を削除しようとさえした。また市民たちが、国旗を掲揚する地元のイベントからイスラーム主義勢力の議員4人を「追い出そうとする」様子を収めた動画が拡散された。
恐ろしい武器製造計画が発覚したのを受けて、IFAやイスラーム主義潮流への最初の激しい攻撃の緩和を試みているイスラーム主義会派の指導部は、イブラーヒーム・ハマイディー議員とハサン・リヤーティー議員とに対し、両議員のいずれかが感情的になり、政治的議論の域を超える展開に発展しかねないとして、IAFの議員らを挑発する目的で仕組まれた議会を欠席するよう助言した。
「後略」
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翻訳者:大森耀太
記事ID:59995