エジプト:ガザ地区での停戦に向けて、ハマース代表団とエジプト当局が協議

2025年04月27日付 al-Quds al-Arabi 紙

◼️ハマース代表団、エジプト政府高官との会議を終え、カイロを出発

【カイロ:諸通信社】

パレスチナのイスラーム抵抗運動(ハマース)の代表団は土曜日の夕方、エジプト政府高官との会談を終え、エジプトの首都カイロを発った。会談ではガザ地区での停戦と2023年10月から続く戦争の終結に向けた取り組みが話し合われた。

ハマースは声明を出し、「ハマース指導評議会のムハンマド・ダルウィーシュ議長率いる代表団は、エジプト政府高官と集中的な協議を行った。代表団は、停戦、(人質と)捕虜の交換、救援活動、ガザ地区の再建を実現するための包括的な合意に向けた考え方を示した」と発表した。

声明によると、代表団はエジプト側と、現在進行中の取り組みの成功に向けて、引き続き努力し、意思疎通を強めることで合意した。また、2023年10月7日以降封鎖されているガザ地区の人道状況の悪化に焦点を当て、同地区の住民に援助物資や食料・医薬品が届くよう緊急行動を求めた。

今回の協議は、ガザ地区でイスラエル占領軍の広範囲な軍事作戦が続く中で行われた。ガザ保健省によると、(2023年10月以降のイスラエル軍の攻撃により)5万1千人以上のパレスチナ人が死亡し、負傷者は11万7千人余りに上る。

パレスチナ民間防衛隊は土曜日未明、ガザ地区各地の住宅や避難民キャンプを標的としたイスラエル軍の空爆で、少なくとも34人が死亡したと発表した。


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翻訳者:荒岡麻里
記事ID:60013