イエメン:フーシー派がイスラエル軍の基地を24時間以内に2度攻撃

2025年04月28日付 al-Quds al-Arabi 紙

◾️フーシ派が、過去24時間で2度目となるイスラエルのネバティム基地への攻撃を発表
【イスタンブール:アナトリア通信】

イエメンのフーシー派は日曜日、イスラエルのネバティム空軍基地を極超音速弾道ミサイルで攻撃したと発表し、「目標を無事達成した」と述べた。

フーシー派軍のスポークスマン、ヤフヤー・サリーア氏はテレビ放送された声明の中で次のように述べた:「イエメン軍のミサイル部隊(同派に所属)は、極超音速弾道ミサイルで、占領地パレスチナ南部のネゲヴ地域にあるネバティム空軍基地を標的とした軍事作戦を実行した。」

同氏は、作戦が「目標を無事達成した」と説明したが、イスラエル当局はフーシー派の言及について直ちにコメントしなかった。

これは、過去24時間以内にイスラエルの空軍基地が2度の攻撃を受けたことを意味しており、同派は土曜日の朝、ネバティム基地を極超音速弾道ミサイル『パレスチナ2』で攻撃したと発表し、ミサイルが「目標に無事到達した」と述べた。

サリーア氏は、同派が「最新の情勢に対応し、アメリカの敵の傲慢さを打ち砕く」ために、軍事力の開発を継続するだろうと示唆した。

同氏は、「ガザ地区で抑圧されているパレスチナの人々を支援する軍事作戦が継続され、それはガザへの侵略が停止し、封鎖が解除されるまで止まらない」と強調した。

イスラエル軍は土曜日の声明で、イエメンから発射されたミサイルを防空システムが迎撃したと発表した。

同軍は、ミサイルはイスラエルの領空に入る前に迎撃され、複数の地域で警報のサイレンが鳴ったと述べた。

フーシー派は、「パレスチナの人々を支持し、ガザ地区を支援するため」に、イスラエル国内の軍事施設や基地に対して弾道ミサイルを用いた軍事作戦を実行していることを繰り返し発表している。

イスラエルはアメリカ全面的な支援を受けて、2023年10月7日以来、ガザで大量虐殺を行い、その結果16万8,000人以上のパレスチナ人が死傷し、そのほとんどが子どもと女性である。さらに、1万1,000人以上が未だ行方不明となっている。


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翻訳者:新階 望乃
記事ID:60022