イスラエル:ドゥルーズ派兵士らがシリアへの介入を要請

2025年05月02日付 al-Mudun 紙

■数百人のドゥルーズ派兵士がイスラエル軍にシリアへの介入を要請

【本紙】

イスラエルのギドン・サール外務大臣が「少数派の保護」を主張しシリアへの国際的な介入を呼び掛けたことを受け、イスラエル軍のドゥルーズ派兵士数百人が、ベンヤミン・ネタニヤフ首相とイスラエル・カッツ国防大臣に対しシリアへの介入を求めた。

<ドゥルーズ派の保護>

イスラエル公共放送協会は、数百人のドゥルーズ派兵士が、シリアにいる家族の保護を主張して、ネタニヤフ氏およびカッツ氏に対し同国への介入を求めたと伝えた。

この要請は、ダマスカス郊外県のジャルマーナー市およびアシュラフィーヤ・サフナーヤー町で、複数のドゥルーズ派武装グループとシリア軍の間で武力衝突が起き、双方から数十人の死者が出たことを背景に行われた。

木曜早朝、サール氏は「少数派の保護」を口実にシリアへの国際的な介入を呼び掛け、「ドゥルーズ派を筆頭とするシリアの少数派は、体制(新政権)とその民兵によって迫害されている」との私見を述べた。

同氏は「X」上の投稿で、「私は国際社会に対し、ここ数か月シリアで起きている困難な出来事から目を逸らさず、体制とギャングの暴虐からドゥルーズ派を守るための役割を果たすよう呼びかける」と付言した。

(後略)


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翻訳者:鈴木美織
記事ID:60055