レバノン:ナスルッラー廟の建設費用をめぐるレポートが「党」支持者らの怒りを呼ぶ

2025年05月04日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ナスルッラー廟の費用に関する報道をめぐり「マナール」と「ジャディード」の間で激しい論争

【ベイルート:本紙】

チャンネル「ジャディード」が、自局制作でなく、内容の制作者の署名もないままに放送した、「ヒズブッラー」の故ハサン・ナスルッラー書記長の霊廟についてのレポートが、「党」の支持者たちの怒りをかき立てた。9分間に及んだこのレポートでは、不動産の購入と霊廟の建設に数千万ドルという金額が使われた一方で、家を破壊された抵抗運動の支持者たちは依然として住居がなく、補償もないままであると伝えた。「ヒズブッラー」の支持者たちは、これをイスラエルのプロパガンダの拡散および「党」に対する煽動を目的としたものだとみなした。

このレポートは、これまで購入された不動産のリストのほか、新所有者らの身元、旧所有者らの使命を提示し、「これらの資金は銀行経路を通じて入ったのではなく、不透明なイランの資金や密輸された米ドルの詰まったスーツケースを通じて供給された」と明らかにした。

チャンネル「マナール」は「ジャディード」の報道に対し、次のように応答した。「『調査報道』というタイトルのもと『ジャディード』の画面が映し出した、9分間にわたる飾り立てられた煽動は、爆弾を仕掛けられた治安声明にほぼ近いように見えた。制作者の署名がなく、専門的な典拠もなく、最低限の正確性の基準もない。報道は論理に基づかない架空の内容で満ち、むしろプライドを煽り、内的な煽動を目的として、仮想空間の中で声を荒げる類のものである。表現が用いられ、情報があるかのようなほのめかしもあるが、そこには真実がなく、矛盾が詳述の主である」。

(後略)


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翻訳者:庄司陽
記事ID:60080