イエメン:フダイダが空爆、イスラエル・米国関与に関する情報錯そう

2025年05月05日付 al-Mudun 紙

■米国とイスラエルによるイエメンへの空爆:フダイダが標的に

【本紙】

イスラエルの複数の治安筋によると、月曜日夕方、イスラエルはイエメン国内の複数の標的への攻撃を開始した。一方フースィー派に属するメディアは、同国西部の紅海沿岸に位置するフダイダ市に対する「米・イスラエル」の空爆について報じた。

(イスラエルの)同複数筋は、これらの攻撃は、フースィー派が発射した弾道ミサイル1発がベングリオン空港内に着弾したことを受けて、イスラエル軍により実施されたと述べた。この着弾により、多くの国際航空会社がテルアビブ発着の便の一時停止を余儀なくされた。

<調整>

イスラエルのメディアは、イエメンに対する攻撃は米国との調整のもと行われたと述べ、それがフダイダにあるフースィー派の拠点を標的にしたものだったと主張した。

イスラエルの報告によると、イエメンに対する新たな攻撃の一環として、約30機のイスラエル軍機が、サナアとフダイダにある数々の拠点に対する大規模空爆の実施に参加したという。

報告はさらに、数十機の軍用機がフダイダ港と、イエメンのフースィー派の管理下にあるセメント工場を空爆したと述べた。

同報告は、「イエメンにおけるイスラエルの攻撃は、フダイダ港やこれに隣接する国際空港を含む約10か所の標的に集中しており、両地点における活動を妨害しようとした」と指摘した。また攻撃では、イスラエルの戦闘機によってイエメン国内の標的に対して約50発の砲弾も投下されたという。

<ネタニヤフは攻撃を続行>

ヘブライ語メディアは、イエメンに対する攻撃の間、テルアビブの国防省本部の作戦室に、ベンヤミン・ネタニヤフ首相、イスラエル・カッツ国防相、エヤル・ザミール国防軍参謀総長、「シャス」党のアリエ・デリ党首が同席していたと報じた。

一方イスラエル公共放送協会のチャンネル「Kan11」は、この作戦は米・イスラエル共同の攻撃であり、イスラエルがフダイダの拠点を攻撃した一方で、米国はその他の拠点を攻撃したと述べた。

イスラエルの高官は対照的に、「攻撃は米国との調整のもと、イスラエル単独で実施されたものであり、フダイダ港内の目標とフースィー派により使われていた工場を標的とした」と述べた。

一方フースィー派に属するメディアは今日夕方、イエメン西部の紅海沿岸に位置するフダイダ市に対する「米・イスラエル」の空爆について報じた。

フースィー派に属する「マスィーラ」チャンネルは、「米国とイスラエルによる侵攻は、計6回の空爆によってフダイダの港を攻撃した」と述べ、加えてフダイダ県内の「バージル地区に対する米国とイスラエルの侵攻」にも言及した。


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翻訳者:鈴木美織
記事ID:60082