アラブ首長国連邦:スーダン軍への武器密輸を阻止し、グループのメンバーを逮捕したと発表
2025年04月30日付 al-Quds al-Arabi 紙
■アラブ首長国連邦、スーダン軍への武器輸出の試みを阻止し、グループのメンバーを逮捕したと発表
【ドバイ:AFP】
アラブ首長国連邦は、水曜日に、スーダン軍への武器および軍事装備を違法に輸出する試みを治安部隊が阻止し、仲介に関与したグループのメンバーを逮捕したと発表した。
国営のエミレーツ通信社(WAM)は、ハマド・サイフ・シャームスィー検事総長の発言として、「国の治安機関は、関係当局から必要な許可を得ずに、軍需物資を仲介・仲買・違法取引しようとしていたグループのメンバーを逮捕し、スーダン軍への大量の軍需物資輸出を阻止することに成功した。」と伝えた。
検事総長は「調査により、このグループのメンバーがスーダン軍司令部とつながりがあったことが明らかになった。その中には、サラーフ・クーシュ元スーダン情報機関長官、同機関の元将校、元財務大臣顧問、アブドゥルファッターフ・ブルハーン・スーダン軍司令官に近い政治家、ヤースィル・アター・スーダン軍参謀副長、そして複数のスーダン人実業家が含まれている。」とした。
WAMが伝えた声明では、「グループのメンバーはカラシニコフ銃、弾薬、機関銃、爆弾などを含む武器の取引を完了しており、その取引額は数百万ドルを超えていた」という。
さらに、「サラーフ・クーシュ・元スーダン情報機関長官がこのグループの別のメンバーと協力して、UAE国内での違法軍事装備品の密売に関与し、彼らは2つの取引の実際の価値の価格差(利益幅)として260万ドルを得ていた。」と確認した。
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翻訳者:平松みの里
記事ID:60099