ガザ:イスラエルはこれまでにガザで2200の家族を根絶
2025年05月08日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イスラエルは10万トンの爆薬を投下し、ガザで2200の家族を根絶した
【本紙】
ガザ地区の政府報道局は木曜、2023年10月7日の攻撃開始以来、イスラエル軍が10万トン以上の爆薬を同地区へ投下し、この地域における現代で最も残虐な戦争の一つの中で、6万2000人以上のパレスチナ人が死亡、または行方不明になったと発表した。
同局は、戦争開始から19ヶ月が経過したことに際して報告書を発表した。報告書によると、イスラエルは1万2000件以上の殺戮行為を行い、そのうちの1万1926件がパレスチナ人家族を標的としたものだった。これにより2200の家族が根絶され、6350人が公的記録から抹消された。
また報告書では、今もなお1万人以上のパレスチナ人ががれきの下に取り残されていること、その一方でイスラエル軍はガザ地区の墓地から2300体の遺体を盗み出し、複数の病院内に7つの集団墓地を設け、これまでに529体を収容していることも明らかにされた。
さらにガザ地区では、医療インフラが完全に崩壊している中、強制的な避難や医療施設の破壊が原因で、210万人以上が伝染病にかかり、そのうちの7万1000人以上が伝染性肝炎に罹患していると報告された。またイスラエル軍はこれまでに、38の病院と81の保健センターを破壊し、144台の救急車と54台の防護車両を攻撃した。
(後略)
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翻訳者:酒井梢太
記事ID:60103