イスラエル:イスラエル予備役兵、12%が重度のPTSD症状で軍務復帰不能
2025年05月09日付 al-Quds al-Arabi 紙
◾️ガザ戦争後、イスラエルの予備役兵の12%が服務不適格
【エルサレム:アナトリア通信】
最近の調査で、ガザ地区での大量虐殺に参加したイスラエル予備役兵の約12%が重度の心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状に苦しんでおり、軍務に復帰できない状態にあることが明らかになった。
イスラエルはアメリカの支援を受けて、19ヶ月にわたってガザ地区のパレスチナ人に対して集団虐殺戦争を続け、その結果、17万2千人以上が死亡または負傷し、その多くが子どもと女性であった。現在も1万1千人以上が行方不明となっている。
民間のヘブライ語新聞『ハアレツ』紙は木曜日、この研究が国家心理ストレス・レジリエンスセンター(政府機関)所長のヤイール・バル=ハイム教授の指導のもと、テルアビブ大学の研究チームによって行われたと報じた。
調査は、最近のガザでの集団虐殺戦争に参加した予備役兵の多くにおいて精神的な障害が悪化したことを示した。調査によると、彼らのうち12%が重度の心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状に苦しんでおり、そのため軍務への復帰ができない状態になっていることが分かった。
また、調査は、兵士のおよそ同程度の割合(12%)が、臨床的な障害にまでは至らないものの、精神的な症状に苦しんでいると申告していて、それが軍務に復帰する能力や意欲に影響を及ぼしていることも明らかにした。
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翻訳者:新階 望乃
記事ID:60105