ネタニヤフ: ガザ破壊の目的は住民追放である

2025年05月10日付 al-Quds al-Arabi 紙
◾︎ネタニヤフ: ガザの破壊は追放を目的としている

【ラマッラ:本紙】

怒りと混乱の中、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、大勢のパレスチナ人を排除する歴史的な機会になり得る戦争を指揮していると認めた。そして、ガザでの破壊はパレスチナの「テロ」行為に対する報復ではなく、住民の追放を目指した綿密な計画の一環であると述べた。これは、予備軍の将校らに語った際の発言である。

将校らがネタニヤフ政権の政策を批判して、「人質の命を脅かし、戦略的目標もなく、あなたの党派的・個人的利益にしか資していない」戦争だと不満を漏らした場面でのことだった。ネタニヤフ首相は彼らの前で激昂し、「我々はガザを根こそぎ破壊している。彼らに、戻って住むことができる安全な場所などあってはならない。彼らは去るべきだ」と言い、拳でテーブルを叩いたと、『ハアレツ』紙は報じている。

同じ文脈の中で、クネセト(イスラエルの立法府)の外交安全保障委員会の議事録が明らかにしたところによると、与党右派の議員たちはガザ地区住民に対する組織的な飢餓政策や医薬品の供給の遮断を正当化した。

加えて、イスラエル軍は昨日、イエメンから発射されたフースィー派のミサイルを迎撃したと述べ、強力に報復すると警告した。


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:坂本彩華
記事ID:60111