レバノン:銃撃事件を受けて対シリア国境で「例外的な」治安措置
2025年04月25日付 al-Quds al-Arabi 紙
■レバノン軍:シリアとの国境における例外的な治安措置
【ベイルート:アナトリア通信】
レバノン軍は金曜日、前日木曜日にレバノン側からシリアに向けた銃撃が行われた結果、両国国境地帯で衝突が再発したことを受けて、当該地域で「例外的な治安措置」を実施すると発表した。
今年の3月中旬には、シリア国防省が、同省の構成員3人の誘拐・殺害についてヒズブッラーに嫌疑を向けたことを背景として、シリアとレバノンは国境での治安上の緊張を経験した。またこの疑いについては、ヒズブッラーの高官らはこれを否定した。
レバノン軍は金曜日、シリアとの国境地域に駐留している部隊が「レバノン領内の発砲源を特定するために、国境全体にわたって例外的な治安措置を講じた」の声明を発表した。
さらに同軍は「2025年4月24日に、レバノン側からシリア領土に向けた銃撃が行われたのちに、両国国境の付近にあるヘルメル地域で発砲の応酬が発生した」と明らかにした。
さらにレバノン軍は、「発砲は密輸行為をめぐる対立の結果発生した」と付け加え、「シリア側が発砲源に応戦したことにより、双方に複数の負傷者が生じた」と述べた。
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翻訳者:東郷綾乃、秦智子
記事ID:60123