トルコ:PKKが党の解散および武装闘争の停止を決議
2025年05月12日付 al-Quds al-Arabi 紙
■クルディスタン労働者党が党の解散および武装闘争の放棄を決議
【諸通信社】
クルディスタン労働者党(PKK)に近い通信社『ANH』は月曜日、「40年以上にも渡りトルコ政府と対立を続けてきたクルディスタン労働者党が自らを解散し武装蜂起を終結させること決議した」と報じた。
同党の決議はクルド民族主義勢力と米軍が同盟関係にある隣国シリアを含む中東地域に、政治的、治安上の影響を与えることが予測される。
『ANF』、クルディスタン労働者党が先週イラク北部で開催した会議の「閉会声明」とされるものを拡散した。この会議は、トルコで投獄されており、同党の最高指導者であるアブドゥッラー・オジャラン氏が4月に同党の解散を呼びかけたことに応じて開催されたものである。
同通信社は「クルディスタン労働者党は第12回党大会の結果を発表した。同大会は、党の組織構造の解体のほか、武装闘争および同党の名のもとで行われるその他全ての活動を終結させることを決議した」ことを報じた。
一方トルコの公正発展党のオメル・チェリク報道官は月曜日、「最高指導者のアブドゥッラー・オジャラン氏の呼びかけを受けて、『PKK』が党の解散および武装放棄を決議したことは『テロなきトルコという目標を実現するうえで重要な一歩』である」と述べた。
同氏は「X」の自身のアカウントで「クルディスタン労働者党の違法な支部、拡張組織、構造の解体につながる、同党の解散および完全な武装放棄の決議は『決定的な転換点』となるだろう」と述べた。
(後略)
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
翻訳者:清久功介
記事ID:60126