エジプト:92年の地震を想起させる大地震が発生
2025年05月14日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ 強い地震がエジプトを襲い、市民に1992年地震を想起させる
【カイロ:本紙】
エジプトで今日水曜午前の早い時間に住人が強い揺れを感じ、彼らの脳裏に、多数の犠牲者が出た1992年の地震がよぎった。
エジプトのヘルワンにある天文学研究所によると、震源地はラシードから北に431km離れたところで、地震の強さはリヒター・スケールで6.3に達した。人的および物的被害は記録されていないという。
カイロ、ギザの両県では、地震による建物への影響を恐れて多くの市民が通りに出た。またエジプトのSNSユーザーは、地震の瞬間や家屋の揺れをどのように感じたかを記した。
エジプトを襲った最大規模の地震の一つは1992年10月12日のもので、地震の強さはリヒター・スケールで5.6に達し、震源地はカイロから南西に35km離れたダハシュール近郊であったと伝えられている。地震による死者は541人、負傷者は6522人で、特にカイロ、ギザ、カルユービーヤ、アルファイユム各県で学校や家屋数千軒が倒壊した。
ドイツの地球科学研究センターは、水曜日に震度6.3の地震がギリシャのクレタ島を襲ったと報告した。
さらに震源の深さは83kmであると付け加えた。
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翻訳者:田中友萌
記事ID:60136