UAE:米国への1.4兆米ドルの投資を発表
2025年05月15日付 al-Quds al-Arabi 紙
■トランプ大統領、湾岸諸国歴訪をUAEで終了… ビン・ザーイド大統領、米国への1兆4000億米ドルの投資を発表
【アブダビ:諸通信社】
UAEのムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領は昨日(木曜日)、米国のドナルド・トランプ大統領をアブダビのカスル・ワタンで迎えた際、自国が今後10年間で米国に1兆4000億米ドルを投資すると発表した。
ビン・ザーイド大統領は、「UAEと米国の間には発展のための強固なパートナーシップがある。このパートナーシップは、特に新しい経済、エネルギー、先端技術、人工知能、そして産業の分野において、質的かつ前例のないほどの発展を遂げた」と述べた。
加えて、「これを裏付けるのが、これらの分野において今後10年間で米国に1兆4000億米ドルを投資するというUAEの計画である」とも述べた。
同大統領はまた、トランプ大統領との会談で、「(UAEは)地域の平和と安定のために米国と引き続き協力していくことを強く望んでいる」と述べた。
一方トランプ大統領は、UAEとの関係の進展に対する満足を表明し、「UAEとの人工知能プロジェクトは特別なものになるだろう」と述べた。
米国とUAEとの間では、UAEが今年から「NVIDIA」社が製造する最先端の半導体チップを年間50万個輸入することを認める予備合意が成立している。
この合意により、UAEにおいて、人工知能モデルの開発に不可欠なデータセンターの建設が促進されることとなる。しかし複数の情報筋によると、この合意は米国政府内の一部で国家安全保障上の懸念を引き起こしており、合意内容が変更される可能性があるという。
(後略)
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翻訳者:齊藤日向子
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