イラン国営メディア会長とタジキスタン国営テレビ・ラジオ委員会委員長の会談で提起:文学的・文化的つながり;イランとタジキスタンの共同テレビ番組制作の礎を築く(1)

2025年05月05日付 Iran 紙

 イラン国営放送(IRIB)会長は、イランとタジキスタンの文化と言語の共通性を指摘しながら、両国でのメディアにおける協力を強化する必要性について強調し、映画やドラマ制作関連の共同プログラムについて伝えた。

【イランオンライン】ペイマーン・ジャバリーIRIB会長とナーセル・サイードザーデ(タジキスタン国営テレビ・ラジオ委員会委員長)の会談は、アリーレザー・シャリーフィー(IRIBメディア開発技術担当副会長)、モフセン・バルマハーニー(IRIB映像担当副会長)、アッバース・モハンマドネジャード(IRIB映像担当副会長)、駐イラン・タジキスタン文化担当参事官の出席を伴い、IRIBで1403年(訳注:正しくは1404年)オルディーベヘシュト月14日日曜日(訳注:2025年5月4日日曜日)に行われた。

 この会談でイラン国営メディア会長は、イランとタジキスタンの古くからの文化的関係と近年拡大する両国の交流に言及しながら、以下のように述べた。「文化的、文明的、言語的な関連や両国の関係にもかかわらず、イラン・タジキスタンの両国民はお互いを十分に理解していない」

 ジャバリー氏は次のように説明した。「このような理解の欠如の一部は、イランとタジキスタンについて西側メディアが提示する誤ったイメージに帰結する。したがって、共同制作を通じてそうした理解を改善し、深めなければならない」

 同氏は、連続ドラマ『パーイタフト7』放送後のタジク語のアクセントや文学に対するイラン国民の歓迎に言及し、以下のように述べた。「両国民がお互いにより多くの情報を求めていることの表れだ。共同制作はこの関係を強化することができる」

 イラン国営メディア会長は、タジキスタンとの番組、映画およびドラマ制作における協力に向けてイラン側には用意があることを伝え、さらに次のように付け加えた。「共通の言語と相互理解は、共同制作を容易にする。この点で、イランとタジキスタンはあまり不安を抱かずに、共同のコンテンツを制作することができる。こうした点から、タジキスタンの役者や芸術家がイランのプロジェクトに参加することを我々は歓迎する。イランはすでに、パキスタン、アゼルバイジャンやトルクメニスタンのような国々と、共同作品の制作での協力を始めており、タジキスタンの映像・テレビ部門もまたフィクション作品やルーダキーのようなペルシア語文学の偉人についてのドキュメンタリー作品のプロジェクトを発足させ、両国の言語的、文化的つながりを強調するのが良い」

−(2)に続く−


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翻訳者:NS
記事ID:60176