完璧な円の対称性もつ星の発見

2025年05月26日付 Cumhuriyet 紙

科学者達の宇宙での最新の発見は、専門家たちを驚かせた。銀河系で出会い、ほとんど完璧な円の対称性を持つこの星は、電波だけで見ることができる。

オーストラリアの科学者たちは、ASKAP望遠鏡のおかげで、「低い明るさの完璧な星」を発見した。

動くこの星は、古代ギリシア語で「完全な」あるいは「完璧な」を意味するテレイオスという名前が付けられた。

この名前は、星に、「並外れた円形の対称性」が理由で付けられた。

星は、銀河系深く、何千光年も離れたところに隠れて存在しており、拡大していると考えられる。

事態をさらに興味深くしているのは、この星が、電磁的スペクトルの最も長い波形帯の電波だけでのみ見られないことである。

つまり、科学者たちはこの星を可視光線あるいは他の電波の範囲では見ることができない。

■類似しない特徴を持っている

テレイオスは、ほぼ完ぺきな円の形であることを理由にギリシア語の「テレイオス(完璧な)」という言葉から取られている。

この奇妙な星の最も明確な特徴はというと、注目すべき円形の対称性と低い光度が挙げられる。

科学者たちの表現によると、この類似性のない物体は、可視光線を含むどの電波の範囲でも以前には観測できなかった。このことは、ASKAP望遠鏡の新たな物体の発見において並外れた能力を示した。

科学者たちは、この星が完全には何であるかをいまだに解明していない。しかし、一つの理論は、これがある星の爆発の結果、出現した超新星である可能性を主張している。

■研究者たちから最初の発表

研究では次のように発表された。
「表面の輝き、可視できる大きさ、可能性のある距離を考慮して、この超新星の進化状態を包括的に分析した。全ての可能性のあるシナリオに難があり、特に、進化モデルにより確認が期待されるX線の放出がないことを考慮した時には。典型的なシナリオが最も説明できる可能性が高いと考えられる一方で、これを決定的に証明できる直接のデータはない。この物体の、新たな繊細で高度で解決的な観測が必要である。」


この記事の原文はこちら

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:新井慧
記事ID:60202