サウジアラビア:サウジアラビア航空傘下のLCCがイラン人巡礼者のためのフライトを再開

2025年05月18日付 al-Quds al-Arabi 紙

■サウジアラビア航空が2015年以来初めてイラン人巡礼者のためのフライトを再開

【リヤド:本紙】

サウジアラビアの高官が日曜日に『AFP』通信に伝えたところによると、サウジアラビア航空は、イラン人巡礼者らを輸送するフライトを2015年以来初めて再開した。これは2023年にサウジ・イラン間の国交が正常化されて以来、地域的ライバル同士の関係におけるさらなる改善の兆候となる。

サウジアラビア民間航空総局の高官は匿名を条件に次のように語った。「「flynas」社(サウジアラビア航空傘下のLCC航空)は土曜日に、イラン人巡礼者らをテヘランのイマーム・ホメイニー空港から輸送するフライトを再開した」。

さらに同高官は、同社が、「(イラン・)イスラーム共和国北東部のマシュマド市にあるマシュマド空港を発着する、同様のフライトを運行する予定である」と説明した。

今年の巡礼シーズンは6月の第1週に到来し、すでに世界中の巡礼者が、サウジアラビア国内の聖地に到着し始めた。

同高官は、Flynas社が、「来る7月1日までに約225便を運航し、35,000人以上のイラン人巡礼者を輸送する予定である」としつつ、これらの便が「巡礼のための便であり、商業用ではない」と明らかにした。

(後略)


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:小澤和歩、後藤璃乃
記事ID:60236