サウジアラビア:「二聖モスクの守護者」プログラムの一環としてパレスチナ人巡礼者らを受け入れ
2025年06月02日付 al-Quds al-Arabi 紙
■サウジアラビアがパレスチナ人の殉教者や捕虜の家族らからなる第2陣巡礼者グループを受け入れ
【リヤド:本紙】
サウジアラビアは月曜日、「二聖モスクの守護者」プログラムの一環としてガザのパレスチナ人殉教者、捕虜、負傷者の家族らからなる第2陣グループを受け入れた。
サウジ国営通信『SPA』は、イスラーム・ダアワ・指導問題省が月曜日に、2聖モスクの守護者プログラムのもとでガザから男女併せて500人の巡礼者を受け入れたと述べた。これにより、イスラーム・ダアワ・指導問題省が、ヒジュラ暦1446年の巡礼の義務を果たすために実施する同プログラムの一環として、受け入れの指示がなされた巡礼者の数は累計で1,000人に達したという。
大巡礼や小巡礼、訪問のための二聖モスクの守護者プログラムが、今年は100か国から男女併せて2,443人の巡礼者を受け入れようとしていることは注目に値する。また彼らはヒジュラ暦144年ズー・ル=ヒッジャ月1日以降、メッカにある受け入れ施設に到着し始めている。
二聖モスクの守護者プログラムはサウジアラビアが提供する宗教的かつ人道的なもっとも重要な取り組みであるとみなされ、ヒジュラ暦1417年(西暦1996年)に第1回が始動した。そしてそれ以来同国は、イスラーム世界の国々からくる何万人もの巡礼者らを受け入れることで、2つの聖なるモスクへの奉仕における先駆的な役割と、神の客への継続的な配慮を証明してきた。
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翻訳者:伊藤琴雪
記事ID:60252