サウジ、太陽光発電事業でトルコに大規模投資
2025年06月04日付 Cumhuriyet 紙
サウジアラビアに拠点があるACWA Powerは、トルコで大規模な太陽光エネルギーの投資のため、準備をしている。この会社はトルコの設備と生産条件を受け入れ、プロセスを加速化させた。この計画が再生可能エネルギー分野での重要な一歩となることが期待される。
サウジアラビアに拠点があるエネルギー会社のACWA Powerはトルコで約20億ドル規模の太陽光エネルギーの投資を行う計画をしている。同社は、全体で2ギガワットの能力を持つ太陽光発電所のため、進められた会議の中で署名する段階に達したことが明らかになった。
■トルコの生産条件を受け入れた
得られた情報によれば、ACWA Powerはスィヴァスとカラマンでそれぞれ1ギガワット規模の太陽光発電所の建設を計画している。計画は以前、アックユ原子力発電所とTANAP(トランスアナトリアパイプライン)がそうであったように、政府間の合意に基づいて、進められることが期待される。このモデルによって、建設許可などや技術的な手続きがより早く前進する。
第一段階では、同社は太陽光パネルと設備を中国から調達することを望んでいたが、行われた会議の結果、両国間でトルコ産の製品について妥協したことが明らかになった。 CNBC-eによれば、エネルギー部門の代表者は、ACWA Powerがトルコで生産を行う製造会社から設備や部品の供給を受けることについて提案があったことを認めた。
■最大の再生可能エネルギー投資の一つとなろう
投資の合意の署名によって、スィヴァスとカラマンで建設される太陽光発電所は、トルコで民間セクターにより一度で実現される、最大の再生可能エネルギープロジェクトの一つとなる。計画の将来における拡大とACWA Powerのトルコへの新たな投資もテーマとなった。
ACWA Powerは以前、トルコのクルッカレにおいて950メガワット規模の天然ガス・火力発電所への投資を行った。新たな太陽光エネルギーへの投資は、同社のトルコでの再生可能エネルギーのポートフォリオの拡大戦略の一環である。
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翻訳者:伊藤颯汰
記事ID:60263