ガザ:イスラエルがイード・アドハーに際してすでに100人以上のパレスチナ人を殺害
2025年06月07日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イスラエルがイード・アドハーに際してガザに暮らす100人のパレスチナ人を殺害…ジェノサイドへの専心が裏付けられる
【ガザ:諸通信社】
ハマース運動は土曜日、イスラエル軍が聖なるイード・アドハーの初日と2日目にガザで100人以上のパレスチナ人を殺害したことは、占領政体が20か月にわたって続いている野蛮なジェノサイド戦争にいまだ専心していることを裏付けると述べた。
ハマースは声明で次のように強調した。「ファシスト占領軍による、ガザ地区の様々な地域の居住キャンプに対して犯罪的な爆撃が集中し、無実の民間人に対する虐殺が激化し、そしてイード・アドハーの初日と2日目に犠牲者が100人以上に増加したことは、20か月以上にわたって継続している野蛮なジェノサイド戦争への専心そのものである」。
さらに「ファシスト占領政府は国際法、条約、人道的規範への露骨な侵犯を続け、各家族の全体に対する恐ろしい虐殺の犯行を継続している」と明らかにした。
ハマースは、イスラエルがフドゥル一家に対して犯した犯罪について次のように指摘した。「人々が集まっていた居住用ビルが空襲によって破壊されたことによって、イードの初日に医者やエンジニア、子どもを含む40人以上が亡くなった」。
さらに同組織は国際社会、アラブ、イスラームの国々に対し「これらの野蛮な犯罪を停止し、ネタニヤフ(イスラエル首相)のテロリスト政府が我々の国民に対して行っている民族浄化政策に立ち向かうために迅速な行動をとり、戦争犯罪人である占領の指導者らに人道に対する罪の責任を取らせるために真摯に取り組む」よう訴えた。
2023年10月以来、イスラエルはガザに対し、殺害、飢餓政策、破壊と強制移住を含むジェノサイド戦争を仕掛けており、あらゆる国の呼びかけや、国際司法裁判所による(ジェノサイドの)停止命令を無視している。
イスラエルは2023年の10月7日以降、米国の支援のもとで、ガザでジェノサイド犯罪を行っており、そのほとんどが子どもや女性である18万人以上もの死傷者に加え、1万1千人以上の行方不明者を生じさせた。
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翻訳者:西川舜
記事ID:60282