イスラエル:ガザに向かう国際的NGOの支援船をイスラエル軍が拿捕、繰り返される支援船への攻撃

2025年06月08日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イスラエルがマーディリーン号を「出迎えるために」200人の兵士を動員…「自由船団連合」は世界の指導者たちに「安全な航行」の確保を要求

【チュニス:本紙、ハサン・サルマーン】

国際的なNGO団体「自由船団連合(FFC:Freedom Flotilla Coalition)」が運航する船「マーディリーン(Madeleine)号」に乗船している活動家たちによると、イスラエル占領軍は200人以上の兵士を動員し、同船の運航を阻止しているという。活動家たちは各国政府に、長年にわたる(イスラエルによる)ガザ封鎖の打破を目指す同船の「安全な航行」の確保を訴えている。

ブラジル人活動家のティヤーゴー・アフィーラー(Thiago Ávila)氏は、インスタグラムの動画で「太陽がまぶしく照っている。ここは、ガザ地区からわずか190マイルの地点だ。私たちは(海上)封鎖を打破し、パレスチナの人々のために人道的な海上回廊を設置する」と述べた。

そして「イスラエルの脅迫に直面しているが、マーディリーン号の船内は活気に満ちている。イスラエル・メディアの報道によると、それぞれ80人の隊員で構成される3つの特殊部隊S13、S6、S3)が配備され、ヘリコプターが海上と空中を援護しているとのことだ。これら全ては戦争犯罪に使われたのと同じ部隊である。S13部隊は、15年前、ガザに向かう支援船団『ガザ自由船団(Gaza Freedom Flotilla)』を率いていた『マーフィー・マルマラ(Mavi Marmara)号』に乗り込み、乗船者10人を殺害した」と続けた。

(後略)




この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:土屋伶斗
記事ID:60286