レバノン:レバノン南部の民家にイスラエル軍が空爆、1人が死亡

2025年06月12日付 al-Quds al-Arabi 紙
X上で拡散されたイスラエル軍の標的となった場所の写真
X上で拡散されたイスラエル軍の標的となった場所の写真
■イスラエル軍によるレバノン南部ビント・ジュベイル地区への攻撃で、死亡者1人、負傷者3人(写真)

【ベイルート:諸通信社】

レバノン保健省は、水曜日にレバノン南部の村でイスラエル軍の空爆により、1人が死亡したと発表した。

同省の発表によると、ビント・ジュベイル地区のベイト・リフ村に対するイスラエル軍の無人ドローンによる空爆で、1人が死亡、3人が負傷した。

レバノンの国営通信(NNA)は、攻撃は町の民家の中庭を狙ったもので、ミサイルが家の持ち主の車に命中したと報じた。





イスラエル軍による南部国境の町シェバーへの攻撃で2人が死亡した翌日のことである。

2024年11月27日の停戦合意発効後も、イスラエル軍はレバノンへの攻撃を続けている。

停戦合意では、ヒズブッラー戦闘員は国境から約30㎞離れたリタニ川の南側から撤退し、南側の軍事拠点を解体する代わりに、南部国境付近でのレバノン軍と国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の展開を強化し、イスラエルが紛争で侵攻したレバノン領土から軍を撤収することになっていた。

レバノンは、「攻撃を終わらせ、駐留を続けるレバノン領内の5つの拠点から撤退するようにイスラエルに圧力をかけること」を国際社会に訴えている。


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翻訳者:羽鳥礼菜
記事ID:60300