イスラム協力機構、イスタンブルで会合
2025年06月21日付 Cumhuriyet 紙
イスラム協力機構(OIC)は、緊張が高まるイスラエルとイランの情勢を議題に、イスタンブルで会合を開催する。会合には40か国以上の外相が出席を予定。エルドアン大統領も参加するこの会合は、歴史的な参加規模になるとみられる。
イスラエルとイランの間で続く戦争を背景に、イスラム協力機構(OIC)の第51回となる外相会議が今日(21日)イスタンブルで開催される。
「転換点を迎えた世界におけるイスラム協力機構」を理念に掲げたこの会議には、40か国を超える国々の外相が参加予定で、主要議題の1つは直近のイスラエルによるイランへの攻撃となる。
■記録的な参加規模に
会合に先立ちアラブ連盟の特別外相会議も同じくイスタンブルで開催される。イランのアッバース・アラーグチー外相も出席予定でイスラエルの地域に対する脅威について協議される。オブザーバー国や国際機関の関係者含めると、1000人近くが出席予定で、機構にとって過去最大規模の会合となる見込みだ。
■エルドアン大統領も参加
公正発展党(AKP)党首でもあるレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領もこのサミットに出席する。冒頭の演説はトルコのハカン・フィダン外相が行う予定だ。
イランのほか、アゼルバイジャン、アルジェリア、バングラデシュ、ジブチ、インドネシア、イラク、カタール、カザフスタン、リビア、パキスタン、サウジアラビア、ヨルダンといった多くの国々が外相レベルで参加予定である。
この会議は中東だけでなく、世界の国際関係上の観点からも重要な転換点になるとみられている。
この記事の原文はこちら
翻訳者:小林佑輔
記事ID:60355