ガザの病院へ1週間の輸血用血液の許可

2025年06月26日付 Milliyet 紙

ガザ地区で21か月間に及ぶ攻撃のために深刻な人道危機が続く中、各地の病院が爆撃を受け物資不足のために医療システムが崩壊している。こうした地域へ制限された数の輸血用血液と血漿剤の搬入が許可された。

イスラエルがガザ地区に対して続けている攻撃により、現地の病院で医療物資不足が深刻な問題になっている。これに対し、ヨルダン川西岸地区から[エジプト国境方面の]ハン・ユヌスの東部にあるアル=カララ国境検問所を通して負傷者のために輸血用血液と血漿剤が送られた。

◾️血液支援が病院に届く

送られた輸血用血液と血漿剤は、負傷者たちの治療にあてられるためにハン・ユヌスにあるナスル病院に届けられた。

ナスル病院報道官のムハッメド・サクル氏は、アナトリア通信(AA)記者に説明を行い、イスラエルが国際社会の圧力にも関わらず、たった2900の輸血用血液・血漿剤の通過しか許さなかったと明らかにした。

◾️1400単位を入手

あわせて1500単位の血漿剤と1400単位の輸血用血液を入手したと明らかにしたサクル氏は、この量は最大で一週間のガザの需要を満たしうる量だと説明した。

サカル氏は、毎日何百人もの負傷者が病院に搬送され、利用可能な医療資源が急速に失われていると強調し、世界保健機関に対し、定期的かつ継続的な血液供給のために圧力をかけるよう求めた。

◾️何が起きたのか?

ガザ保健省は昨日、イスラエルが緊急医療援助の搬入を阻止したために、医療及び人道状況が「壊滅的段階」に達したと警告した。


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翻訳者:佐田優美香
記事ID:60372