駐アルメニア・イラン大使:アゼルバイジャン共和国からイスラエルのドローンが発射された可能性を調査中|もし確認されれば…
2025年06月28日付 Hamshahri 紙

駐アルメニア・イラン・イスラーム共和国大使は「イランの領土への侵攻のために、アゼルバイジャン共和国の領域をイスラエルが使用したことが確認された場合、テヘラン[イラン政府]はこの行動を深刻な違反とみなし、バクー[アゼルバイジャン政府]が明確かつ公式の対応をとることを望むことになる」と警告した。
【ハムシャフリー電子版】メフディー・ソブハーニー駐アルメニア・イラン・イスラーム共和国大使は、「イラン政府は、イスラエルのドローンが12日間戦争中にイランを侵攻するためにアゼルバイジャン共和国の領土を使ったか否かを確認するために調査を実施中である」と述べた。
同大使は「特定の情報源によって発表された、いくつかの情報や報告を我々は確認しておらず、あらゆる状況が明らかになった後でこの問題に対する対応について意思決定を行うつもりである」と述べた。
ソブハーニー大使は「アゼルバイジャン共和国の領土もしくは領空をイスラエルのドローンが使用したことが証明されるならば、このことは深刻な違反とみなされるだろう」と述べた上で、「我々はこのような目的のためにイランの領土の使用許可を出したことはない。もし本当にアゼルバイジャン共和国がそのような許可を与えたならば、国際法に沿った説明をしなければならない」と付け加えた。
同大使は「同国の領空を使用したことが確認された場合は、アゼルバイジャン共和国政府が公式に説明することを期待している」と強調した。
同大使はまた、アルメニア国内での記者会見において、「イラン政府は、シオニスト政権のドローンと超小型無人機がアゼルバイジャン共和国の領空を通ってイランの空域に侵入した可能性について包括的な調査を行い、ペゼシュキヤーン大統領とアリエフ大統領の先の電話会談で提起されたこの点に関する情報を検証するようアゼルバイジャン政府に対し要請した」と述べた。同大使はまた、「イランの対応は主にその調査の結果次第である」と付け加えた。
ソブハーニー大使は同様に両大統領間の最近の電話会談に触れつつ、「バクーはテヘランに対して、同国の領土がイラン・イスラーム共和国に敵対する形で利用されることを認めることはないと確約していた」と発言した。その一方で、シオニスト政権の行動は予測不可能であることを強調し、「我々は皆、イスラエルの政権がいかなる法律も規則も遵守しないことを知っている。アゼルバイジャン政府がこの状況を悪用した可能性があるが、いかなる評価を下すにせよ、その前にまずは詳細な情報が必要である」と述べた。
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翻訳者:KT
記事ID:60419