チュニジア:アラブ・ラジオ・テレビ・フェスティバルのコンペティションに国内外から299作品が参加

2025年06月22日付 al-Quds al-Arabi 紙

■アラブ・ラジオ・テレビ・フェスティバルのコンペティションに国内外から299作品が参加

【チュニス:本紙】

チュニジアで今週月曜日から今月26日まで開催される予定の第25回アラブ・ラジオ・テレビ・フェスティバルでは299点のラジオ・テレビ作品が賞をかけて競いあう。

アラブ諸国放送連合が主催するこの大会では、145点のラジオ作品と154点のテレビ作品が放映される。またラジオ作品に関しては、公式の大会に109点、並行大会に36点が出展される。

アラブ諸国放送連合の加盟ラジオ機関で公式大会に参加するのは14局にのぼり、並行大会には民間あるいは国際的なアラビア語放送のラジオ局が計14局参加することとなる。

テレビ作品部門においては、公式大会に107作品が、並行大会に47作品が参加する。テレビ部門の両大会の参加組織のなかには、アラブ諸国放送連合に加盟する17のテレビ局のほか、9の衛星チャンネル、20の制作会社が含まれる。

この映画祭は、メディア環境とデジタル空間の変化に伴い、アラブのラジオ・テレビ制作を支援することを目指している。

さらに、もっとも際立った目的のひとつには、コンテンツの質を高め、専門家間の交流のチャンネルを広げ、メディア・プログラムとイニシアチブの間の公正な創造的競争を促し、芸術的な感性を向上させ、文化的・科学的感受性を強化し、またアラブ社会の現実とその歴史、その変化への対応を反映した革新的なコンテンツの制作を、プロデューサーに促すことが挙げられる。

このフェスティバルでは毎年、ラジオ・テレビ放送局の加盟機関の責任者らのほか、民間および国際的なテレビ・ラジオネットワークやチャンネルの関係者を含む、音と映像のエリート集団が一堂に会する。

制作会社やコンテンツ会社に加えて、通信社、デジタルプラットフォーム、地域的・国際的な協会の代表者、そして多くのスター、メディア関係者、受賞者も参加する。

この映画祭は、デジタルプラットフォームやソーシャルメディアを通じて、幅広い視聴者の支持を得ている。


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:西浦颯汰
記事ID:60445