イエメン:国連安保理はフースィー派による紅海での攻撃の監視延長案を可決
2025年07月16日付 al-Quds al-Arabi 紙
■国連安全保障理事会、フースィー派による紅海での攻撃の監視延長案を可決
【ニューヨーク:本紙】
国連安全保障理事会は火曜日、イエメンの反体制勢力フースィー派による紅海での船舶を標的とした攻撃について、報告書の提出を継続することに関しての採決を行った。
フースィー派は、以前安保理が求めたこのような攻撃の即時停止要請を無視している。
15か国からなる安保理の投票結果は、12か国が賛成し、ロシア、中国、アルジェリアの3か国が棄権というものであった。これらの棄権は、フースィー派がその大部分を支配するイエメン北部に対する米国の空爆を明確に示唆しつつ、「イエメンの主権を侵害する攻撃」に抗議することを目的とするものであった。
米国のドナルド・トランプ政権は、フースィー派による紅海上での航海に対する攻撃と、同様に親密な同盟国であるイスラエルに対する攻撃への報復として、これらの空爆を実施した。
この決議は、米国とギリシャが共同提案したもので、国連のアントニオ・グテーレス事務総長が、紅海におけるフースィー派の攻撃について毎月安保理に報告する義務を2026年1月15日まで延長することを議案としている。
米国のドロシー・シア国連常駐副大使はこの決議について、「イランの支援を受けたフースィー派がもたらすテロの脅威に対して引き続き警戒することの必要性を反映している」と述べた。
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翻訳者:木村真翔
記事ID:60478