シリア:トルコ政府がシリアでの停戦に関して決定的な役割を果たしたとの証言

2025年07月17日付 al-Quds al-Arabi 紙

■トルコ政府がシリアでの停戦成立に決定的な役割──情報機関長官がドゥルーズ派指導者と協議

【アンカラ:本紙】

トルコの治安筋は木曜日、イスラエルがダマスカスへの空爆を実施したのち、トルコがシリアでの停戦合意において重要な役割を果たしたと述べた。そのなかには、情報機関の高官らがシリアのドゥルーズ派指導者と会談を行ったことも含まれる。

同筋によれば、トルコ国家情報機構のイブラヒム・カリン長官は、イスラエルの空爆に関して、米国、イスラエル、シリアのカウンターパートのほか、さらにシリアアフマド・シャルア大統領と協議を行ったという。

その後木曜日、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、トルコはシリアの分裂や、そしてその文化的多様性および領土の一体性への抵触がなされることを許さないと述べた。これは、イスラエルの行動がシリアの停戦を「破壊」しようとしたことを受けたものである。

エルドアン大統領は閣議後の会見で、「イスラエルの行動は、同国が平和を望んでいないことを示している」と述べた。

またエルドアン大統領はこれ以前にも、イスラエルによるダマスカス空爆について、シリア大統領と協議を行ったことを明らかにした。

さらにトルコ大統領はイスラエルが「ドゥルーズ派をシリアにおける自らの違法な行動の口実として使っている」と非難した。

「イスラエルは、ドゥルーズ派を口実にして、ここ2日間で隣国シリアでの違法な行動を拡大している」と述べ、「この地域の主要な問題はイスラエルの侵略である」との見解を示した。


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翻訳者:植野平良
記事ID:60507