専門家の指摘、銀で価格上昇の兆し

2025年07月21日付 Cumhuriyet 紙

銀市場で価格上昇の期待が続く中、専門家たちは短中期的に銀が金に比べて魅力的な投資対象となり得ると述べている。中央銀行の政策金利決定及び信用格付け機関の結果公表が市場の焦点となっている。

ALBチーフエコノミストであるフィリズ・エルユルマズ教授は、年始から現在までドルベースで29%、トルコリラベースでは51%価値が上昇している銀に対してプラス評価が続いていると述べ、「短中期的に金の購入より銀に向かうことをお勧めする。近いうちに銀はさらによい選択肢となり得ると考えている。」と述べた。

銀の国際価格は38.18ドル程度で取引されていると述べたエルユルマズ教授は、「銀が39.5ドルになったら高額である。そのレベルを超えるならば、41ドルを越えても驚かない。」と評価した。国内市場で1グラム当たり49.6リラから始まり、今年は約17リラの上昇を記録した。1オンスの銀は、9ドル価格が上昇した。同教授は、金の大きな下落あるいは価格上昇が見込めないと述べ、短期的な金の取引は提案しないと述べた。

■中央銀行の利率決定が待たれている

エルユルマズ教授は、今週の大きな状況の変化が見られるだろうとし、木曜日にトルコ共和国中央銀行の政策金利決定、金曜日はムーディズとフィッチの信用格付けが発表されると述べた。「2.5ポイント金利が下降すると見ている。しかし、2ポイント程度さらに金利が下降しても驚かない。」と述べたエルユルマズ教授は、イスタンブル証券取引所の大手企業100 社では10400ポイントが重要な抵抗線であると強調した。


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翻訳者:新井慧
記事ID:60515