アズハルのシャイフがガザ救済へ呼びかけ
2025年07月23日付 al-Quds al-Arabi 紙
■アズハルのシャイフ、ガザを飢餓から救うために世界へ緊急の呼びかけ
【カイロ:本紙】
アズハルのアフマド・タイイブ師は、ガザ地区のパレスチナ人を致命的な飢餓から救うため、火曜午後に世界に対して緊急の呼びかけを行った。およそ22か月にわたって続く虐殺を止めるため、世界中の良心ある人々に即時の行動を訴えたのである。
同師は声明の中で「ガザでパレスチナ人の殺害が続いているなか、人間の良心が試されている」と強調し、「イスラエルに武器を支援したり、決定によって支持する者は犯罪の直接の共犯者である」と警告した。
また「歴史にも類を見ない光景の中で、暴力と前例のない野蛮さで占領者が強いている飢餓からガザの人々を救うために、世界の自由で、賢明な、良識ある人々の良心に対して、私たちは悲しみの叫びをあげ、傷を負った呼びかけを行う」と述べた。
アズハルのシャイフはまた、「ガザの人々がパンのかけらや一滴の水を探している中、占領者は彼らを意図的に飢えさせ、避難所や支援物資の配給拠点を銃撃している」と強く述べた。
そして「イスラエルを武器で支援する者、決定や偽善的な言葉で擁護する者は、この大量虐殺の共犯者である」と強調した。
また「私たちは、この世界的な不気味な沈黙と、この無防備な民を支援しない国際社会の怠慢に関与しないと神に誓う。また、ガザの人々の強制移住を促す、いかなる呼びかけにも反対する。私たちは、この犯罪に関与または同意する者それぞれに全面的な責任があると考えている」と述べた。
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翻訳者:坂本彩華
記事ID:60526