隣国ブルガリア、観光ヴィザでトルコ人優遇へ

2025年07月23日付 Cumhuriyet 紙
ブルガリアの観光大臣であるミロスラフ・ボルショシュ氏は、トルコ国民に適用されているビザ制度を簡易化したと発表した。ボルショシュ大臣は、トルコ国民に与えられるビザの期間を5年に延長する可能性があると明らかにした。

ブルガリアの観光大臣であるミロスラフ・ボルショシュ氏はブルガリア政府がトルコ国民に適用しているビザ制度を簡易化し、そのビザの有効期限を延長することを明らかにした。

ボルショシュ大臣は、政府の定例会議の後に発表したビデオメッセージで、「7月15日以降、トルコ国民に対する観光ビザの発行について、新たな制度を導入するのお知らせすることができて嬉しく思う。」と述べた。

新しい制度について説明したボルショシュ大臣は、「これは、3ヶ月ビザや、6ヶ月ビザに加えて、1年、3年、5年のビザも発行できるようになりうるという意味である。」と表現した。

同大臣は、長期ビザを取得するには、過去に取得したビザに関していかなる違反もないことが条件となると述べ、以下のことを指摘した。

「この新しい取り組みは、ビザ発行を簡易化する取り組みです。トルコとのビザ制度は、特に観光という点で私たちにとって非常に重要である。このビザ手続の軽減化は、[付与される]ビザ期間によりブルガリア滞在期間をより簡単で迅速に調整できるようにし、このことは特に観光面でお互いの関係を容易にするだろう。」

ボルショシュ大臣は同時に、2025年上半期にブルガリアを訪れたトルコ人観光客の総数が2024年上半期と比べて60%増えたことも明らかにした。

同大臣は、「これは印象的な増加である。私たちの観光にとって大切なトルコからの観光客数を見ると、私たちの関係がかなりの速さで発展していることがわかる。何年も取り組んできたことがようやく実現となった。」と述べた。


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翻訳者:遠藤光姫
記事ID:60528