シリア:スワイダー県の武力衝突でデータ工学の専門家が犠牲に

2025年07月24日付 al-Quds al-Arabi 紙

■フランス系シリア人のデータ・プログラマー、スワイダー県を訪問中に武力衝突で死亡

【スワイダー:AFP通信】

フランス系シリア人で少数民族ドゥルース派のデータ・プログラマー、フィラース・アブー・ラティーフ氏が、シリア南部のスワイダー県で発生した武力衝突で死亡した。フィラース氏の妹が水曜日、AFP通信に語った。

在英NGOシリア人権監視団(SOHR)によると、先週、ドゥルーズ派住民が多数を占めるスワイダー県でドゥルーズ派とベドウィン(遊牧民)武装勢力の間で衝突が生じ、これまでに主にドゥルーズ派の1300人以上が死亡した。衝突は激しい戦闘に発展したが、日曜日に停戦が発効された。

スワイダー市に住むフィラースさんの妹、マイサー・アブー・ラティーフさんは、AFP通信の取材に、「兄(48歳)は先月5日か6日に、フランス人の妻・息子・娘と一緒に、しばらくぶりにシリアを訪れていた」と答えた。

「衝突に巻き込まれそうになったので、私は兄の妻と子ども2人を連れて家を出たが、兄と夫は家に残った」と彼女は電話でAFP通信の記者に話した。

彼女は、「武装した男たちは家に押し入り、夫と兄フィラースを逮捕しようとしたが、2人が抵抗したため殺したに違いない」と信じている。

そして、「男たちは、家の爆弾を投げ込み、家は全焼した」と続けた。

(後略)



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翻訳者:川浦悠貴
記事ID:60533