アルジェリア:フランス内相がアルジェリアとの1968年協定の破棄に改めて言及
2025年07月19日付 al-Quds al-Arabi 紙
■「断固とした立場に立ち返るべきだ」…フランス内相、アルジェリアに対して「姿勢を改める」よう呼びかけ
【パリ:本紙】
フランスのブリュノ・ロタイヨ内務大臣は19日(金)、ここ数か月激しく緊張しているフランス政府とアルジェリア政府の関係を受けて、「1968年協定」からの離脱を改めて望む姿勢を示した。
ロタイヨ大臣は、アルジェリア当局が「不法移民」にパスポートを発行しているとして非難した。さらに、「フランスのイメージを損なっているアルジェリア支配層のメンバー」の移動を制限する意向も明らかにした。
同大臣は仏紙『ル・フィガロ』によるインタビューで、「トゥールーズのアルジェリア領事館が不法移民に対し計数百冊のパスポートを発行している」と述べた。さらに警察署長らに対しては、こうした方法で配布されたパスポートを使用しての在留許可申請に関して、「このような書類を認めないよう」指示を出すと語った。
同大臣はまた、「二国間関係における相互主義の重要性」を強調し、「現在、相互主義を拒否しているのはアルジェリア側だ」と指摘した。特に1994年の協定(フランスから強制送還されたアルジェリア人の受け入れに関する協定)を尊重していないと非難した。
さらにロタイヨ氏は「フランスのイメージを歪める行動に関与しているアルジェリア支配層の渡航・滞在・移動を制限する複数の措置を、内務省に準備させる予定である」と述べた。
(後略)
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翻訳者:張欣貝
記事ID:60578