ハーカン・フィダン外相の学歴疑惑はでっち上げ―外務省

2025年08月06日付 Milliyet 紙

外務省関係者は、ハーカン・フィダン外相の大学の学位に関して取り上げられた主張を否定し、大統領府通信局の偽情報対策センター(DMM)および高等教育機構(YÖK)が文書をもってこれらの主張に回答したことを想起させた。

外務省関係者は、フィダン外相の大学学位について話題になった主張に関して、「大臣に対して、近年フェトフッラー派テロ組織(FETÖ)および派生組織によって組織的に行われている多方面からの中傷キャンペーンにおいて話題にされた、根拠のない一部の主張が再び言及されていることが確認されている。」と述べた。

大統領府通信局の偽情報対策センター(DMM)および高等教育機構(YÖK)が文書をもってこの主張に回答したことを示した情報筋は、次のように述べた。:

「外相の学士号、修士号および博士号の学位証明書および学位認定書は、大統領府通信局の偽情報対策センターによって、2025年3月15日に世論に公表されていた。」

(偽情報対策センターによるXアカウントでの投稿)
「『YÖK(高等教育機構)がハーカン・フィダン外相の学位認定を承認していない』という主張は事実ではありません。
ハーカン・フィダン外相は、海外勤務中にメリーランド大学ユニバーシティ・カレッジにおいて、経営学および政治学分野で学士課程を修了しました。
学士課程修了後に高等教育機構(YÖK)へ学位の同等性申請を行いました。
以下の文書にも見られるように、学士と同等の教育を受けたことを示す同等性証明書は、2547号法の第3条および第7条/p項に基づき、高等教育執行理事会の1998年1月15日付の決定により付与されました。
フィダン大臣はその後、ビルケント大学で国際関係学の修士号および博士号を取得しています。
世論を操作しようとする根拠のない主張に惑わされないようご注意ください。」

また、この件に関してはトルコ大国民議会において提出された質問文書にも、2025年6月12日に国民教育省を通じて高等教育機構によって回答がなされた。

「これらの主張がここ数日の間に再び話題になっていることは、世論を意図的に間違った方向へ導こうという目的である。」と述べた関係者は、この主張に関して法的な手段が取られたことも明らかにした。


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翻訳者:橋本響
記事ID:60609