メッカのトルコ労働者、給与不払いでストライキ

2025年09月08日付 Hurriyet 紙

メッカで働いている約150人のトルコ人労働者は、11か月間、給料が支払われていないことと劣悪な労働条件を理由に、60日間ストライキを続けている。トルコ人労働者たちは、「私たちの声を届けたいです」と述べた。

毎年世界中から数百万人のムスリムがカーバ神殿を訪れるために赴くサウジアラビアのメッカは、巨大なインフラ投資でも話題を欠かない。サウジアラビア政府がカーバ拡張プロジェクトの後に開始したインフラ投資と高級ホテル建設は途切れることなく続いている。そうした中で多くのプロジェクトでトルコ人労働者が任務を果たしている。メッカ市内で建設が続く巨大インフラプロジェクトの一つである「マサール1 – マサール・パッケージB」関連で働く約150人のトルコ人労働者は、11か月間給料が支払われていないことと劣悪な労働条件を理由にストライキを行っている。ストライキは、60日を超える期間続いている。

約260億ドル規模の巨大プロジェクトを請け負っている会社は、サウジ・アラビアン・ベイツールである。業務の資金調達はウム・アル=クラが確保している。プロジェクトの発注者はサウジアラビアの金融組織の一つであるアル=インマ銀行である。

2022年から建設現場で働いているトルコ人労働者たちは、一昨日メッカで行ったメディア発表で、自分たちの声を当局に届けようとした。その発表では「もう暫く働けば支払いが行われると言われ、私たちは働き続けたものの、未払いが積み重なり、約束は守られませんでした。会社の関係者の一人は、私たちがストライキを続けるなら食事や電気を断つと脅してきました。私たちは声を届けたいです。」と述べた。


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翻訳者:鈴木啓太
記事ID:60744